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歯周病と肺炎について
2008/09/06
皆さんは、ご存じですか?65歳以上の方の死亡原因の第1位がなんと肺炎なのです。これは、さまざまな疾患に付随して起こることが多いのですが、お口の中、特に歯周病菌におおいに関係があるのをご存じですか?肺に、お口の中にいる細菌が入り込んで起こるものに、誤嚥性肺炎や嚥下性肺炎があります。これは、嚥下機能(飲み込む働き)が低下し、一般的には食道にいくはずのものが気管支、肺へいってしまうものです。残念ながら、年齢とともに、あるいは抵抗力の弱くなっている方は、起こりやすいようです。時に‘むせる‘-せきこみは、気管支に入りそうなものをせきこむことによって、気管支に行かないように元に戻してやる働きです。ある研究では、老人施設の方々に、歯科衛生士が、口腔清掃をしてあげると、口腔清掃していない方に比べて、発熱、肺炎が大幅に減ったというデータがあります。寝たきりの方にも、背中を起こして、食事、口腔清掃をすると、誤嚥はかなり防げるようです。お口の中は、細菌の入り口です。お口の中を清潔に保っておくことは、お体の健康を保つためにも非常に重要なことなのです。