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病は口から
2010/10/13
昨日、テレビ朝日の~たけしのみんなの家庭の医学~で、「病気は口から始まっていた!緊急 家庭でできる 口の中ドック2時間スペシャル」を放送していました。
その内容は、
1.歯周病が原因で、糖尿病にかかった実際の症例
2.危険な歯並びによって舌癌になった実際の症例
3.歯ぎしりによる害 など。
1.歯周病菌は、血糖値をコントロールするインシュリンの働きを阻害します。それにその方の体質、喫煙などの悪習慣が重なると、糖尿病を招く可能性が高まるというものです。逆に糖尿病があると、合併症の1つである歯周病になりやすくなります(過去の歯の情報局を参照してください)。この2つの病は、お互いを悪化させる「魔のスパイラル」を招いてしまうのです。
2.現代は、軟食(あまり噛まないでも食べれる)などの影響で、顎が小さくなり、歯並びを全体的にみると、U字型・四角型からV字型の人が増えてきています。V字型になると、歯列弓は狭くなり、歯が内側に傾きやすくなります。そうなると、舌が歯と慢性的に擦れやすくなり、このような刺激と多量の飲酒・喫煙その他の悪習慣が重なると、舌癌・口腔癌を発症させる可能性が高くなるというものです。
3.歯ぎしりによって、歯の亀裂・くさび状欠損(歯の根元がえぐれてしみることもある)・歯の神経が死んでしまう・顎関節症その他さまざまな症状を呈すことがあります。
すべてにおいて、定期的に歯科医院に受診することは大切です。何か気になることがあった時に、いつでも相談できるかかりつけ医院を持ってください。早期発見・早期治療は非常に大切です。