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根分岐部病変
2012/12/27
根分岐部病変という言葉を聞いたことのない方も多いと思います。人間の歯は、前歯から奥歯にいくにしたがって、歯を支えている歯根の本数が多くなります。一番奥の歯2本(親知らずを除いて)は、一般的に上の歯に3本、下の歯に2本、歯根を持っています。その歯根と歯根の間にバイ菌がはいりこんで病巣がみられるものをいいます。これもまた放っておくと、病巣が拡がり、症状も強くなり、治りにくくなります。かなり進行してしまうと、歯を残せない場合もあります。これは、奥歯でブラッシングしにくいところである、形態的に複雑である、噛む力が強くかかるなど、治療を施すのに困難を要するからです。この治療法としては、歯内療法(歯の根の治療)、非外科的処置、外科的処置、再生療法など、さまざまなものがありますが、早期発見・早期治療したものほど、治療法自体も大きなものにならず、良い結果が得られます。