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歯周病菌が食道がんに関与
2017/02/28
熊本大学の研究で、歯周病の原因となるフソバクテリウムという菌が、食道がんの進展・予後に関与することが明らかにされました。これは、食道がん患者を対象に、切除された食道がん細胞は、正常な細胞に比べて、多くのフソバクテリウムのDNAが検出されました。また、術後の比較では、フソバクテリウムが検出された患者は、そうでない患者に比べて、生存期間が短いということもわかりました。実際、フソバクテリウムが食道がんのどの部分で関与するのか、例えば、食道がんの発症に関与するのか、食道がんが発症した上で、フソバクテリウムが増悪因子として働いているのかなどははっきりしていません。
しかし、歯周病菌が食道がんに関与している可能性がある以上、歯周病の早期発見・早期治療が必要不可欠となります。