歯周病は、30歳以上の方の約８０％が罹患しているともいわれ、現代における慢性疾患の1つです。歯周病の主な原因は、細菌性のプラーク（歯垢）で、これらは集まって集落を作ります（バイオフィルムと言われています）。この集落の表面には、外的の影響を受けないように、被膜（防御壁）が形成されており、細菌が住みやすい環境を作っています。これらには粘着性があり、歯面、ときには歯茎にくっついているので、非常に厄介です。これらをやっつけるにはまず、機械的に、つまり歯ブラシで除去するのが一番（最良の手段）なのです。歯ブラシもせず、薬用洗口剤を使ってもほとんど効果はありません。歯ブラシをしっかりしたうえで、洗口剤は使いましょう。