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睡眠時無呼吸症候群
2011/03/12
寝ているときに、呼吸が一時的に止まっている、あるいは、していないということはありませんか?これは、一般的に睡眠中に10秒以上の呼吸停止を繰り返し、無呼吸が1時間に5回以上繰り返される、あるいは、無呼吸が1晩(約7時間)に30回以上行われる状態をいいます。日本人の約200万人いるのではないかといわれています。それは、就寝時仰臥位での舌根沈下による上気道の閉塞とその筋肉の弛緩によるものです。原因として挙げられるのは、首周りの脂肪沈着(つまり肥満)、アデノイド、扁桃肥大、舌が大きい、顎が小さい、鼻が曲がっているなど。症状は、いびき、夜間の中途覚醒、昼間の眠気、起床時の頭痛など、あまり放置すると、生命の危険にも脅かされます。
睡眠時無呼吸症候群は、高血圧、心臓病、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病を合併していることが多く、また最近では、肥満・糖尿病・高血圧・高脂血症にこれを加えて「死の五重奏」とも言われています。
これの治療法には、生活習慣の改善(体重の減少、飲酒・睡眠薬服用の制限など)、鼻マスク装着、マウスピース(スリープスプリント)、外科的治療などです。
気になる方は、歯科医院にご相談ください。