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ビスフォスフォネート(BP)製剤について
2011/03/29
BP製剤は、骨吸収を抑制する作用があり、例えば、悪性腫瘍には注射BP製剤、骨粗鬆症・骨ペーチェット病には経口投与をするなど、たいへん有効な薬剤です。しかし、その副作用の一つとして、顎骨壊死があげられます。これは、BP製剤服用中の患者さんに抜歯をはじめとする外科処置を行うことで、顎骨壊死を生じることが多いのです。特に注意しなければなりません。
1.注射BP製剤投与予定の方は、できるかぎりBP製剤治療開始前に外科処置等は行うこと
2.経口BP製剤は、服用期間が3年未満で、他にリスクファクター(喫煙・糖尿病など)のない方は、外科的処置を行う際、一般的にBP製剤を中止する必要はありません。もし、BP製剤を3年以上、あるいは3年未満でもリスクファクターのある方は、BP製剤を3カ月中止してから行うか、しないほうがよいでしょう。
BP製剤を処方した医師とよく相談してください。