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歯ブラシの保管法
2014/03/26
歯ブラシの使い方をよくご存じの方でも、歯ブラシを使った後どう保管してよいのか、知っている方は少ないかもしれません。
歯ブラシでバイオフィルム(細菌の塊)をとるわけですから、歯ブラシにも当然ばい菌が付いているわけです。
例えば、使った食器をスポンジなどで擦り洗いしたとしましょう。コマーシャルでもやっていますよね。当然、スポンジにも汚れ、ばい菌が残っているのと同じことです。
ある研究によれば、使用後の歯ブラシには、約1億個以上の細菌がこびりついています。普段あまり磨いていない方は、さらにその何十倍もの細菌がこびりついていることになります。
できるだけ清潔な状態(ばい菌の少ない状態)にしておかないと、その歯ブラシでまたお口の中に入れて磨くのですから、想像がつくでしょう。お口の中だけの問題でなく、食中毒など新たな感染症を引き起こす可能性があります。
では、歯ブラシをどう保管したらよいのでしょうか?
歯ブラシを流水下でよく洗って、親指で毛先の部分を良く擦り、または良く拭き取ったり水切りなどして、できるだけよく乾燥させておくことです。できれば、風通しの良い場所に置き、歯ブラシの毛束の部分を上にして、コップなどに立てかけておくとよいでしょう。残念ながら、それを行ってもばい菌を全くなくすことは不可能ですが、最小限に抑えることはできます。
歯ブラシは約1カ月、電動歯ブラシ(先端の部分)は約3カ月で交換することも大切です。