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歯周病菌は全身をむしばむ?-2
2008/06/10
前回5月7日に掲載した続きをお話ししたいと思います。歯周病は、歯周ポケット(歯と歯茎の溝を指すが、健康なものとは違い、歯周病に罹患した溝を一般的にいう)内にバイオフィルム(細菌のかたまりー集合物)がつくられ、まず細菌が繁殖します。またそこで炎症反応がおこり、全身の健康を脅かします。細菌が、他の臓器、血管内に入り込みさまざまな病気を引き起こし、また炎症反応物質が、体の臓器、組織などに悪影響を及ぼすのです。細菌(この場合、悪玉菌とでも言ったほうがよいでしょう)にとって、お口の中で生きていくのに、また増殖していくのに、お口の中は、温度、湿度をはじめ最適な場所なのです。一度歯周ポケット内に深く入ってしまうと、それらの細菌群を除去することは容易ではありません。歯科医の中でも、十分トレーニングされている歯科医(主に歯周病専門医)に受診したほうがよいでしょう。十分に口腔内を診査してもらい、時間をかけて治療してもらいましょう。(歯周ポケットは、その深さ、歯の形態の複雑さなどにもよりますが、治療するのに一般的に時間がかかります)。全身の健康管理にも、かかりつけ歯科医は大変重要なのです!