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受動喫煙の影響
2015/08/31
喫煙者が歯周病になりやすいということはよく知られていますが、受動喫煙つまり副流煙にさらされていると、男性の場合、歯周病にかかるリスク(危険度)が3倍以上高まるということが分かりました。喫煙者が、禁煙者に比べて、歯周病にかかるリスクが3.31倍といわれているので、受動喫煙のリスクは喫煙者とほぼ同じということになります。つまり、タバコを吸わなくても、吸っている人のそばにいると、吸っているのと一緒だということになります。受動喫煙でもどれだけの副流煙にさらされた環境で、これだけの結果がでるのかは明らかにされていませんが。女性の場合は、受動喫煙との因果関係ははっきりしませんでした(喫煙者においてはリスクはあります)。その理由ははっきりしませんが、女性ホルモンか何か関係しているのかもしれません。日本の喫煙者は減少傾向にはあるものの、諸外国に比べると、喫煙率はまだまだ高いのです。喫煙者は、自分の健康だけでなく、受動喫煙により家族のみならず他人の健康にも悪影響を与えていることを理解してください。