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歯周病と糖尿病との密接な関係
2016/09/23
歯周病と糖尿病との密接な関係は、前にもお話ししましたが、なかでも2型糖尿病(主に生活習慣病によるもの)患者は、歯周病が早期に発症してしまうリスクが高まります。一方では、歯周病が重篤化すれば、血糖のコントロールの悪化を招きます。つまり糖尿病がさらに悪化するのです。
米国とヨーロッパの歯周病学会では、SRP(患者さん自身による口腔ケアと医療者による口腔ケアを行うこと)によって、HbA1cが約0.4%下がるという見解を打ち出している。これは、糖尿病患者の服用薬を1つ減らせる可能性があるということを表しています。
歯周病は、糖尿病の6番目の合併症と言われています。糖尿病の合併症は、ほかにもいろいろとありますが、合併症の中で、それを改善させることによって糖尿病にも良い影響(改善)を与えるものは、唯一歯周病だけなのです。
お口の中は、食事をするための器官だけでなく、全身を健康にさせるための器官でもあるのです。