前回ホワイトニングのお話をしました。

それに引き続き、審美歯科、ここでは歯を削って行うものに限定してお話しをしたいと思います。

最近、芸能人の歯をテレビで見ていると、異常ともいえる歯の白さをしています。これはほとんどの場合、歯を小さく削って被せています。こういう人たちは、仕事柄？しようのない部分もあるのかもしれませんが、よく考えてみてください。むし歯、破折、歯周病などでやむを得なく歯を削って行うこともありますが、歯を削ることは、むし歯、歯周病など再発するリスクが高まること、本来あるべき自然な噛み合わせが失われるリスクが高まることなどデメリットも多くあります（ご自身のケア・歯科医院でのケアがさらに必要になってきます）。嚙み合わせは、体のバランス、精神機能などにも大きく影響を与えます。

つまり、審美のためだけに歯を削るのは、要注意です。外観がよくなり、心が豊かになる場合もありますが、そのために、嚙み合わせが悪くなり、心身の変調をきたす場合もあります。

審美的な治療を考えている方は、よく考えて、また歯科医とよく相談をしてください。